お菓子作りでよく使われるバター、マーガリン、オイル。それぞれの違いを意識したことはありますか?実は、使用する油脂の種類によって、焼き菓子の食感や風味、焼き色が大きく変わります。
本記事では、バター、マーガリン、オイルの特徴や、焼き菓子への影響、使い分けのポイントを詳しく解説します。代用できるのかどうかも紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
バター・マーガリン・オイルの基本
バターとは?
バターは、乳脂肪が主成分で、濃厚な風味が特徴です。種類としては、無塩バター、有塩バター、発酵バターがあります。焼き菓子に使用すると、風味が豊かになり、しっとりとした食感に仕上がります。特に、クッキーやパウンドケーキ、クロワッサンなどにぴったりですよ。
バターの種類
バターにはいくつかの種類があり、焼き菓子の仕上がりにも影響を与えます。
- 無塩バター:最も一般的なバターで、塩が含まれていないため、レシピの味を調整しやすい。
- 有塩バター:塩が加えられており、風味がより強くなる。クッキーやパイ生地に向いている。
- 発酵バター:乳酸菌で発酵させたバターで、香りが豊か。高級感のある焼き菓子におすすめ。
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マーガリンとは?
マーガリンは、植物性油脂が主成分で、軽い口当たりが特徴です。バターと比較すると、コストが安く、柔らかく扱いやすいというメリットがあります。焼き菓子に使用すると、サクサクとした食感が出やすく、バターよりもあっさりした風味に仕上がります。パイ生地やスポンジケーキ、ビスケットを作るときにおすすめです。
マーガリンの種類
マーガリンも種類によって風味や使い方が異なります。
- ソフトマーガリン:トーストやお菓子作りに幅広く使える。軽い口当たりが特徴。
- ハードマーガリン:バターに近い固さがあり、パイやタルトの生地作りに向いている。
- 無塩マーガリン:塩分を含まないタイプで、お菓子作りに適している。
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オイル(植物油)とは?
オイルは、液体油脂で、生地に均一に混ざりやすいのが特徴です。種類には、サラダ油、オリーブオイル、ココナッツオイルなどがあります。焼き菓子に使用すると、軽くふんわりとした仕上がりになりますが、焼き色がつきにくいこともあります。特に、シフォンケーキやマフィン、パウンドケーキに向いていますよ。
シフォンケーキで使用するのにおすすめなオイルは太白ごま油です。ごま油と聞くと香りがあるのかと思いますが香りはなく、色も透明で使用しやすいですよ。
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バター・マーガリン・オイルの違いと焼き菓子への影響
焼き菓子に使用する油脂の種類によって、仕上がりが大きく変わります。以下の表では、それぞれの特徴を比較し、どのような影響を与えるのかをまとめました。使用する油脂によって、食感や風味、焼き色がどのように変わるのかを理解し、レシピに合ったものを選ぶ参考にしてくださいね。
バター | マーガリン | オイル | |
---|---|---|---|
風味 | 濃厚でリッチ | あっさり | 軽め |
食感 | しっとり・コクがある | サクサク・軽い | ふんわり・しっとり |
焼き色 | しっかりつく | ややつく | つきにくい |
代用のしやすさ | ×(他の油脂では代用しにくい) | ○(バターの代用可) | ○(焼き菓子による) |
おすすめの焼き菓子 | クッキー・パウンドケーキ | スポンジケーキ・ビスケット | シフォンケーキ・マフィン |
代用できる?バター・マーガリン・オイルの使い分け
バターの代わりにマーガリンを使うとどうなる?
バターの代わりにマーガリンを使用すると、風味はやや控えめになりますが、サクサク感が増します。そのため、クッキーやパイ生地には適しています。ただし、バターならではのコクを活かしたい場合は、無塩バターを使うのがおすすめですよ。
マーガリンの代わりにバターを使うとどうなる?
マーガリンの代わりにバターを使用すると、しっとり感が増し、コクのある仕上がりになります。スポンジケーキやパウンドケーキのように、しっとり感を求める焼き菓子には、バターを使うとより風味豊かになりますよ。
オイルの代わりにバターを使うとどうなる?
オイルの代わりにバターを使用すると、ふんわり感が減り、やや重たい食感に仕上がります。軽い食感を出したいシフォンケーキやマフィンには、オイルを使うのがおすすめです。仕上がりの違いを楽しみながら、お気に入りのレシピを見つけてみてくださいね。
まとめ
バター、マーガリン、オイルにはそれぞれ特徴があり、焼き菓子の仕上がりが大きく変わります。しっとり感を出したい場合はバター、軽さを出したい場合はオイル、コストを抑えたい場合はマーガリンを選ぶとよいでしょう。
レシピに合った油脂を使うことで、お菓子作りがもっと楽しくなりますよ。ぜひ、いろいろな組み合わせを試してみてくださいね。
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